[Instagram×教育]がスキ!
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Keitaro Toyomoto

[Instagram×教育]
がスキ!

母子家庭で育った彼は、母のために何か一生忘れられないことをしようと思い立ち、高校1年で東大を目指すことを決意。現役のときに低い偏差値から駆け上がり、3点で合格を逃した経験から掴んだ勉強への手応え。その手応えを共有したいと、浪人時代にはインスタグラムで勉強法の投稿をはじめた。「勉強」に人一倍のこだわりを持ち、合格後の現在でも発信を続ける東京大学の豊元さんにその想いを伺った。

教育は、変わる。高校生の心に火を点ける。

豊元慶太朗 東京大学 教養学部 文科三類[ぴぺりた]

— なにを、している?

インスタグラムやYouTubeで勉強法をシェアしています。僕が生まれ育った沖縄には予備校が無く、勉強に関する情報格差が大きい現実があります。自分も高校時代はインターネットで様々な勉強法を集めては試行錯誤を繰り返していました。現役では合格できなかったのですが、浪人したときに勉強中心の生活を自分のためだけに費やすのはもったいないと思い、インスタグラムで勉強法をシェアする活動をはじめました。地方の学生は勉強で頼れる先輩もなかなかいないので、ネット上の先輩になることを目標としてました。

— なんで、すき?

SNSだと地域や時間を飛び越えて、直にインタラクションがとれるところがいいですね。これまでの教育はどうしても塾や予備校に通ってそこで勉強する、講義を聞くというのが普通でしたので。ネット上には既に勉強アカウントと呼ばれるSNSや動画配信をする大学生がたくさんいるのですが、大学ブランドを披瀝して人気取りをするアカウントが多過ぎます。僕はそことは一線を画し、実体験をベースにできるだけ万人に当てはまる勉強法をつくり、確実に届けることに力を入れています。

— これからやりたいこと

今メインの活動はSNSですが、ゆくゆくは実際に高校に赴き、悩んでいる高校生に顔を合わせて伝えていきたいです。決して恵まれた環境ではないところから合格を掴み取ったという自負があるので、貧富の差や情報格差だけで学力が決まってしまうのは嫌で。同じように悩んでいる高校生は全国にいるので、彼らに勇気を与えたいと思っています。将来は、起業して教育の観点から世の中を良くすることを目標に、子供たちが自分の好きなことを追い求められる社会を作りたいですね。