[バイク]がスキ!
[バイク]がスキ!
Takumi Fujiyama

[バイク]
がスキ!

バイクと出会ってからは、寝食を忘れるほどにバイク漬けの日々。ひとつのことに没頭しやすい性格の人は、とことん突き詰めたくなるのだろう。バイクに乗らないと見えない景色があるし、感じられない心の昂ぶりがあると語るのは慶應義塾大学の藤山拓巳くん。とにかくバイクが好き、そんな彼にその面白さを聞いた。

体験したことしか信じない。
その気持ちが僕をバイクへと駆り立てる。

藤山拓巳 慶応義塾大学 理工学部[モーターサイクルツーリングクラブ]

— なにを、している?

バイクを2台保有していて、峠を攻めに行ったり、サーキットに走りに行ったりしています。最初は修理屋に持っていって、色々教えてもらっていましたが、今では自分でいじってますね。実は、今住んでいる部屋の中でバイクを分解してパーツ変えています。自分の命に関わることだから自分の手で修理したり、調整したりしたい。自分で体験したこと、納得したことしか信じない性格なので、ついつい何でも自分の手でやりたくなるし、一度はじめたら没頭してしまうんです。

— なんで、すき?

バイクに乗っているとき、たとえば箱根の峠を走っているときに感じる快感とコーナーを攻めているときに感じる失敗したら死ぬかもしれないという緊張、どっちに対してもアドレナリンがヴァーっと出るんです。その刺激がやめられない。普通に生活していたら、そんなことありえないじゃないですか。生きているという実感も、死が眼の前にあるという実感も教えてくれる、僕にとってのバイクはそんな存在です。パートナーみたいなものです。

— これからやりたいこと

遅すぎるのはわかっているけど、卒業したらオートレーサーを目指したいです。本当は大学を中退してすぐにでもレーサーの道を目指したい。だけど、さすがに大学は卒業しとこうかなという思いがあります。就職活動とかはしないので、これからも自分はバイクとひたすら寄り添って生きていくのだと思います。バイクで味わえる感動を知ってしまったので、それからはもう離れられないですね。