[日本酒]がスキ!
[日本酒]がスキ!
Shunsuke Kamioka

[日本酒]
がスキ!

日本酒が好き、と聞くと「とにかくお酒好き」のイメージが強いが、会ってみると日本酒への深い愛情に驚かされた。酒を飲むだけでなく、酒蔵に訪問し製造の現場まで足を運ぶほど。早稲田大学で法律を学ぶ上岡俊介さん、ともに活動する板倉賢太郎さんに日本酒に対する想いを伺った。

日本酒が好き。法律×日本酒、
なんて面白そうだと思う。

板倉賢太郎 早稲田大学 文学部 上岡俊介 早稲田大学 法学部[稲呑会(早稲田大学日本酒同好会)]

— なにを、している?

日本酒が好きです。おそらく大学生にとっての日本酒のイメージって居酒屋の飲み放題プランに含まれている、銘柄もない「日本酒」とだけ書かれているあの日本酒の味だと思うんです。自分自身もそうでした。でも本当においしい日本酒を知ってからこんな世界があるのかと思い、それを広めるために定期的に日本酒を試飲しながら醸造方法などについて紹介しています。あとは実際に蔵元を訪問して勉強したりしています。

— なんで、すき?

味の多様性に惹かれたんだと思います。自分たちは没頭しやすい性格で、とことん何かを知りたいし、わかったことをコミュニティで共有したい。だから日本酒はぴったりでした。地域、米の品種、精米率、仕込みの方法などによって味の出方が全く違うし、純米酒でも銘柄によって全く異なる表情を見せる。こんなに広い世界があるのにまだまだ知らない人が多いのは、もったいないなと思っています。

— これからやりたいこと

日本の文化に通ずるのに日本酒はお酒の主流にはなっていない。そこには作り手以外に携わる人々が少ないからではないかという問題意識があります。日本酒はもちろん好きなのですが、そこへの関わり方はいろいろあると思っています。僕は、弁護士志望なので、法律と日本酒をかけ合わせた将来を描きたいと考えています。たとえば知財や特許の特化した法律家になって、醸造方法の特許に関わりながら日本酒の未来を作っていく、なんていう事ができたら最高ですし、夢を感じますね。