[ファッション]がスキ!
[ファッション]がスキ!
kayo Shin

[ファッション]
がスキ!

黒のサークルユニフォームを着こなし、颯爽と現れ、丁寧に対応して頂いた沈さん。一見寡黙にも見えるが、芯がしっかりした性格で、冷静に自分の活動や意見を述べていたのが印象的だった。Keio Fashion Creatorの代表として活躍している彼女に、ファッションに対する熱い思いとこれからのやりたいことを聞いた。

ジャンルは自分自身、
ボーダレスなファッションを目指したい。

沈佳謡 慶應義塾大学 文学部[Keio Fashion Creator]

— なにを、している?

ファッションに関わることが好きです。また、Keio Fashion Creatorサークルの代表として、団体の視点からもファッションを捉える意識をしています。個々の考えるファッションに対する考えがあって、それを団体としてまとめて一つにするという感じですね。例えば、以前に「偶発性」というテーマで、代々木公園でスナップ撮影を行いました。みんなで一つのテーマを元に作品を作っていくのが好きですね。服のジャンルも一緒でジャンルにこだわるより、いろんなジャンルを取り入れて一度自分の中で消化してから自分自身のジャンルとして提示したいと思っています。

— なんで、すき?

母が文化服装学院に通っていたこともあり、こどもの頃から着る服にはこだわるよう教えられてきました。その影響からか、服以外のことにもこだわりを強く持つようになり、友達から白い目で見られることもありました。モノづくりとファッションがもともと好きで、その両方を同時になせるKeio Fashion Creatorで過ごす時間は私にとってとても充実したものです。服は自己表現したり、心地よさを追求したりと自分のための一面もあれば、常に人の目にとまるものなので他人のためという一面もある。そんなところがファッションの魅力だと思います。今ではファッションは人生の中で学ぶべき1つの教養だと捉えており、日々サークルでファッションについて勉強しています。

— これからやりたいこと

まずは12月に行うKeio Fashion Creatorのファッションショーを成功させるために全力を尽くしたいです。ファッションブランドではなく、服飾専門学生でもない私達だからこそできるファッションショーを創り上げたいと思っています。最近、ファッションショーで次々と出てくるルックをスマートフォンの動画におさめる観客をよく見かけます。しかし私達はファッションショーの「場」を、ファッションショーに足を運んでもらう意味を大事にしています。なので、オーディエンスには単に衣装を見に来るのではなく、その「場」で1種の体験をして欲しいと考えています。それを実現させるためにも、衣装・モデル・演出・発信の仕方、ファッションショーを作る全ての要素を大事にショーを創り上げていきたいです。