[フラッシュモブ]がスキ!
[フラッシュモブ]がスキ!
Shinya Nakamura

[フラッシュモブ]
がスキ!

フラッシュモブと聞いてどんな印象をお持ちだろうか。街中にあるカフェの一角で突然人が楽器を持ち寄り、有名な映画のテーマ曲を演奏して解散する。見ていた人々は驚き、喜び、そして楽しみ、突如はじまった演出に称賛の拍手を送る。ヨーロッパの地を旅していると気づくが、フラッシュモブのような取り組みを含め街自体がエンターテインメントになっていたりする。早稲田大学でフラッシュモブを広め、もっと楽しく、もっと自由な日常をつくりたいという中村真也さんに話を聞いた。

驚きと感動を突如生み出せるフラッシュモブを広めたい。

中村真也 早稲田大学 文化構想学部 多元文化論系 [フラッシュモ部]

— なにを、している?

現在まで、祝いごとをメインに様々なシチュエーションでいろいろなパフォーマンスに挑戦してきました。1回のパフォーマンスに参加する人数はだいたい5人〜100人と幅広いのですが、人が集まって突如その空間に新しい見世物を作るという行為が、もう、ほんとに、好きですね。

— なんで、すき?

僕たちのやっていることは、人の笑顔を作ること、街の景色を変えること、日常をつくりだすことにつながっていると思うんです。街の景色って、自然とか、建築物のことだけじゃない。人も含めて空間なんです。だから、エンターテインメントとして人の力で街を面白くできるのは、本当に幸せなことなんです。
でも、実際やってみると、感動を生み出すことはそんなに簡単じゃないことに気づきます。そこを突破し、人々に斬新な驚きを与えるために、どんな問題提起をしようか、どんなパフォーマンスにしようかと考え詰めていくと、本当に時間を忘れるくらい没頭しちゃいます。

— これからやりたいこと

そもそも現在の日本だとサプライズや大人数で騒ぐといった行為自体が、パフォーマンスとはいえなかなか受け入れられない傾向にあります。でも、エンターテインメントなので、みんなが楽しめないと意味がありません。フラッシュモブをやる人も見る人も一緒になって楽しめる、自由な空間を日常につくりだしていきたいと思っています。僕らのパフォーマンスが街の景色を変え、街中にエンターテインメントが溢れるあたらしい文化を生み出していけると信じています。